暑い時期に特に気を付けていきたいのが、「水分摂取」。
前回の記事、「水分摂取とダイエットの関係」では、「水分摂取」はダイエットにも効果的であることをお伝えしました。
この「水分」、「選べる」とさらに効果的!
今回は、「効果的な水分の取り方」と「1日の水分摂取量」をお伝えしていきたいと思います。
水分摂取は 「お水」で!
私はよく、お客様に「水分を摂ってくださいね。」とお話しするのですが、お客様の中には、お茶、コーヒー、紅茶などのカフェインが入った飲み物や、ビール、ハイボールといったお酒などで水分をとっているという方が多くいらっしゃいます。
ここで覚えていただきたいのが、人の体に必要な水分は、「水」でとるということです!
なぜなら…
お茶類、コーヒー、炭酸飲料、アルコール類などの飲料は、利尿作用があるため余分に水分を排出し、水分を補うどころか、逆に脱水症状を起こす原因になってしまうからです。
また、これらの飲料に含まれる糖分やカフェイン、アルコール、添加物などは、体の細胞や血液から水分を奪い、血液をドロドロにしてしまう原因にもなります。
暑い夏の日、乾いた喉にビールの刺激は爽快ですが…
中高年の方、高脂血症や高血圧の気のある方、糖尿病の方などは特に心筋梗塞や脳梗塞を起こしやすいので、とても危険です。
のどが乾いたら、ビールでもお茶でもなく、まず「良い水」を!また、お酒を飲んでいる際にも、チェイサーを常備して、しっかり水分補給をするように普段から習慣づけられると良いですね。
「ミネラルウォーター」を選ぶ!
「水」といっても、「水道水」ではなく、「ミネラルウォーター」を選んでいくことが必要です。
水道水には、消毒に使われる塩素のほか、発がん物質である 「トリハロメタン」や「トリクロロエチレン」、そして 「ダイオキシン」などなど、有害な物質が含まれているのです。
水分摂取は、ぜひ「ミネラルウォーター」で行いましょう!
最近は、日本でもたくさんの種類のミネラルウォーターが売られていますが、選ぶ際に注目するべき成分は「カルシウム」と「マグネシウム」!「カルシウム」と「マグネシウム」は、水に含まれるミネラルの中でも、人にとって特に大切な成分なのです。
【「カルシウム」:骨や歯の構成要素。また生理機能を調整し、心を安定させる働きがある】
【「マグネシウム」:カルシウムを結合し、数多くの体の働きをサポートしてくれる栄養素】
これをを多く含んでいる「海洋深層水」や、「マグネシウム」や「カルシウム」など
数多くのミネラルがバランス良く入っているその他の硬水もおすすめです。
ちなみに・・・
水の「硬度」は、「カルシウム」と「マグネシウム」の割合で決まってきます。
【(カルシウム量×2.5)+(マグネシウム量×4.1)=硬度】という公式で求めることができます。
日本ではこの数値が100未満の水を「軟水」、100以上のものを「硬水」と呼んでいるそうです。
ですが、飲み水をすべて市販のミネラルウォーターにするのは、手間もコストもかかりますよね。
「良い水」を毎日たくさん飲めるよう、また調理のためにも、浄水器を使用しても良いかもしれません。
1日の水分摂取目安量
では、「良い水」を1日どのくらい飲めばいいのでしょうか?
その計算式はこちら↓↓↓
【水分摂取目安量】
体重×35ml=1日の必要水分量
(例)
体重60㎏の人の1日の必要水分量を計算する場合・・・
60㎏×35ml=2100mℓ
約2ℓいう計算になります!
ご自身の水分摂取量を把握し、それを目安にしっかりとるようにしていきましょう!
【水分摂取のタイミング】
●起床後
人は寝ている間に約コップ一杯分の汗をかいています。
寝起きは水分不足の状態ですので、起床後の水分補給は必須です!
●食事
1日の中で、朝、昼、夜と3回タイミングがある食事。
食事中は食材にも水分が含まれているので、その他に水分を取ろうとしなくても大丈夫。
逆に食事中は水分によって胃酸が薄まり、消化に負担がかかる場合もあります。
おすすめは、活動時にこまめに!
定期的な水分補給は、空腹を抑えてくれる働きがあります。
特にダイエット時は、「硬水」や「炭酸水」がおすすめです。
●運動
運動をすると大量の汗をかきますね。
水分補給を行わない状態で運動を続けても、血中の水分が不足するためにパフォーマンスの低下や脱水症状に繋がります。運動以外にも、筋肉痛やトレーニング前後などの筋肉の回復には、いつも以上に水分が必要!疲労感が出てきた時なども、しっかりと水分はとっていきましょう。
●入浴の前後
入浴中は汗によって水分を失ってしまいます。
入浴前後の水分補給は習慣にして、忘れずに行っていけると良いですね。
●就寝前
体には、寝ている間に成長ホルモンを分泌し、1日の疲労を取ろうとする働きがあります。この成長ホルモンを全身に運んでいるのが血液です。先ほど記載したように、水分不足になると血液がドロドロになります。その結果、成長ホルモンが全身にいきわたらなくなり、1日の疲労が回復しなくなってしまいます。
●飲酒
アルコールは利尿作用が高く、水分不足になりやすいです。更に体内のミネラルも尿として排出されるため、疲労感が増し、二日酔いの原因となります。飲酒の際は、チェイサーやお酒を割るなどして水分を摂取し、塩・水分不足の防止や血中アルコールの濃度の減少を心がけましょう!
おわりに
いかがでしたか?
適切な水分補給で、暑い日々も乗り越えていきましょう。