今回は、「ファスティングの方法」の最終回。
ファスティングにおいて最も重要と言える「復食期間」について書いていきたいと思います。
復食期間の食事と過ごし方のポイント
復食期間は、ファスティングの命!リバウンド必須の要注意期間です。(断食期間と同じ日数を設けましょう。)
ファスティング後は体内での吸収能力が高くなっているため、体に良い物も悪い物も積極的に体内に取り込んでしまいます。つまり、復食期間をどう過ごすかで、ファスティングの結果が大きく変わってくるのです。
ここで、復食期間の重要ポイントをしっかり押さえておきましょう!
- 復食期間の初日は重湯や玄米粥、お粥などの流動食のみにします。固形物は避けていきましょう。
- 一日2~3ℓ程度の水を飲むようにしましょう。
- 内臓に負担のかかる高タンパク質、高脂質な食事は避けていきましょう。
- 復職期間の前半は、玄米粥と少量の野菜や芋の煮物、お味噌汁なども摂るといいでしょう。
- 復職期間の後半は、少しずつ玄米粥から通常の玄米に戻していきます。「まごわやさしい食」を中心に食べていきます。お肉などの脂っこい物、乳製品は復食期間が終わるまでは控えていきましょう。
- お肉を加えていく場合、チキン→ポーク→ビーフの順番に、皮や脂身を避けて摂りましょう。
ファスティングダイエットを失敗してしまう例
さて、ここまで3つの記事にわたって、「準備期間」「断食期間」「復食期間」それぞれの特徴・ルールを見てきましたが、実際にファスティングダイエットをする人は、どのようなところでつまづきやすいのでしょうか。
代表的な失敗例を3つ、ご紹介します。
①ファスティング(断食)期間が終わったらすぐに通常食に戻す
ファスティングを失敗してしまう大きな原因…それは、ファスティングが終わったらすぐに通常食に戻してしまうことです。
ファスティングによって、断食期間後の胃腸の中は空っぽで、体がエネルギーを欲している状態です。そこに玄粥や野菜、果物ではなく、高タンパク質・高脂質な食べ物を入れてしまうと、体がそれらをたくさん吸収してしまいます。最悪、ファスティングする前よりも太ってしまうということも…
ファスティング後の食事は、胃腸に負担のかけない玄米粥から食べ、「まごわやさしい食」を中心に、良質な食材から少しずつ戻していきましょう!
②ファスティング期間前日までの食生活が悪い
ファスティング期間は(なるべく早く)胃腸の中を空っぽにすることが大切なのですが、準備期間の食事をおろそかにすると空っぽにできません。
ファスティング期間の直前に肉や魚・乳製品などの消化の悪い物を食べてしまうと、ファスティング期間の長さによっては胃腸の中が空っぽにならず、デトックス効果すら得られないかもしれません。
「復食期間」と同じくらい、「準備期間」も大事にしていきましょう!
③飲んでいるファスティングドリンクが悪い
初めてファスティングダイエットをする際に、失敗しやすい例の1つです。ファスティングドリンクの成分が合わなかったり、味覚が合わなかったりして続かない事があります。
ファスティングドリンクを選ぶ際は、「ファスティングの方法②~断食期間~」を参考に、自分に合ったファスティングドリンクを選んでいきましょう!
おわりに
ファスティングダイエットは、体重、体脂肪を減らすことはもちろん、体内環境をリセットすることに大きなメリットがあります。
「ファスティング」を取り入れれば、今後ダイエットを行う上でより高い効果が期待されるのではないでしょうか。
ぜひ、体内環境からリセットし、体の内側から健康美人になりましょう。
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