生まれてから生涯を閉じるまで、無意識にし続けている呼吸。
起きている時、眠っている時。
食事の時や運動をしている時も…無意識に。
でも呼吸は、意識的にもできますよね?
息を止めてみたり、小刻みに呼吸してみたり、ゆっくり深~くすることもできます。
呼吸について、意識をしたことはありますか?
よく腹式呼吸が良いとか、鼻から吸った方が良いとか聞きますが、身体とはいったいどんな関係があるのでしょう?
◆『呼吸を合わせる』
ヨガやストレッチをする際に、この言葉を耳にしますね。
例えば、ビニール袋をイメージしてみてください。勢いよく引っ張ると、ピン!と張りますが、ゆっくり引っ張ってみるとどうでしょう?じわじわと伸びていきますよね。
このビニール袋の例えのように、筋肉で引っ張る強さが呼吸になります。
なので、身体を弛めるには ゆっくりと呼吸を繰り返し身体の動きを合わせることで、無理なく筋肉を弛められる。そして、身体の緊張や疲れがとれると、気持ちも落ち着く…だから、心とも繋がっているってことなんですね‼︎
逆に、重い物を持ち上げたりダッシュする時などは、一瞬息を止めて力を集中することでパフォーマンスに繋げます!
◆呼吸の仕組み
呼吸は、肺を膨らませたり萎ませたりすることで行われていると思いがちですが…
実は、肋骨の下に付いている横隔膜が上下することでその機能を果たしているんです!
肋骨が(肋間筋の収縮により)拡がり肺が膨らむ。
吸うときに下がって、吐くときに上がる…
と言うよりも、下がったときに息を吸い、上がったときに息を吐く。この方がわかりやすいかも知れませんね。
筋肉が収縮するということは、血液やリンパ液・神経の流れもよくなるということでもあるので、頭から足の先まで全身をリラックスさせることになるんですね☺
◆子育てのワンポイントアドバイス
乳幼児は突然に、また静かにしてほしい時などに限ってぐずったり大声で泣いてしまうもの。そんな時、ママやパパが焦ったまま泣き止ませようとしても逆効果になるばかり💦
まずは、こちらが落ち着きましょう・・・そう、深呼吸をするんですね。それからお子さんのおしり(仙骨)辺りを、なでながら声掛けしてみて♪背中をス~ッとなでおろしてもOKですが、決してトントンしないように、ご注意ください☺
吸って~
吐いて~
そういえば、命が誕生するときにも呼吸を合わせます。緊張しているときにも落ち着かせるために呼吸を合わせますね。…いろんな場面で、呼吸をキッカケに私たちは乗り越えているのかも知れません。