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基礎知識

安全登山シリーズその1「低体温症」は暑い日にもおこる

written by 蛯名 有里 2017年10月15日
安全登山シリーズその1「低体温症」は暑い日にもおこる
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紅葉シーズンですね^_^

暑さもピークを過ぎ、登山に行く方も多いのではないでしょうか。

人が増えれば、当然増えるのが事故。トラブルなく、無事に下山できてこそ楽しい登山です♪

携帯電話は通じづらく、いざ繋がっても、救急車はきてくれないのが山の中です。

捻挫をしたらどうやって固定するのか?

転んで出血したら、どうやって止血するのか?

そのような処置について知っておくことも大事なセルフレスキューですが、それよりもまずは、緊急事態が起こらないように予防をすること!!!そして、予防のためにはちょっとした知識が必要です。

登山を楽しい思い出にするために!山の豆知識シリーズをはじめます♪

 

「低体温症」って聞いたことあるでしょうか。

寒い時期にありそうな名前なのですが、実は登山中の事故では、夏場の方が低体温症の発生件数が多いということを知っていますか?この「低体温症」は、寒い時期だけのものではないのです。

良い天気であればあるほど、テンションも上がりますし汗をかきますよね。天気予報が1日晴れマークであれば、ダウンやレインウェアを持っていく人は少ないかも?ついつい、軽装で行ってしまいがちですよね。

でも、ちょっと想像してください。

突然、同行者が「二日酔いで具合が悪い、休みたい吐きそう」と言い出した。

調子に乗ってちょっと走ってみたら、足首をグネってしまった。やばい、すごい腫れてきたし痛くて歩けない。

近くに山小屋はない。

携帯電話は圏外。

時刻は15:00、そろそろ薄暗い。

さて、こんな時は皆さんどうするでしょうか?

動けるようになるまで、休憩をしますか?

登山に何らかのトラブルは付き物ですが、熱をつくる「運動」ができなくなると、低体温症のリスクが一気に上がります。長い休憩は、リスクを増やすことに繋がります。

低体温症とは?

通常38℃前後の深部体温※が35℃以下に低下した状態を言います
※脳や心臓など、生命を維持する臓器の温度のこと

低体温症の原因

体が熱をつくる量と、体から熱が失われる量

このバランスが崩れることで、体温は下がっていきます。

体から熱を奪うものは、主に次の4つ。

1、対流

風や空気、水など、体の周囲にあるもので熱が奪われます。山であれば、風と空気ですね。あまりいませんが、川にジャブジャブ入ってしまうのも後々考えると危険です。

2、放射

人間の体は赤外線をだしていて、日常では1番、この方法で熱が放散されています。熱は、温度の高い方から低い方へ移動していきますが、山ではほとんどの場合、体温より外気の方が冷たいため、だまっていても体温は下がります。

3、伝導

これは物を通じた熱の移動。例えば、休憩する際にどこかに座る場合。体より冷たい、岩や土の上に座っていると、接触したお尻から熱が奪われていきます。長時間座る必要があれば、マットを持っていくか、ザックやウェアをお尻に敷くといいです。

4、蒸発

運動すると、体は汗が蒸発する際の気化熱で体温を下げます。ウェアや体が濡れたままでは、必要以上に体温が下がるということ。暑くて発汗が多い日ほど、トラブルがあった場合のリスクが高いのは、こういう原因からです。

 

では、熱をつくるには?

体を動かすことです。動きを止めれば、体温は下がります。

動くためのエネルギーを補給すること、体温が維持できる範囲で休憩すること、

下山までの体力を考え、無理のないルートをチョイスしたり、同行者全員が疲れないペース配分、トラブルで動けなくならないよう、日ごろから体を動かしたり必要な装備をしていくことなどなどが大事ですねー♪

次回は、大事な部分、低体温症の予防について!

安全登山シリーズその1「低体温症」は暑い日にもおこる was last modified: 10月 15th, 2017 by 蛯名 有里
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蛯名 有里
蛯名 有里

アウトドアスポーツトレーナー/セラピスト

登山やスノーボード、トレイルランなど山のスポーツをしながら東北で育つ。
音楽業界での仕事を経て、2012年フリーランスのトレーナーとして独立。ジムでの運動指導の傍ら、アウトドアスポーツのレースサポートや、屋外イベントではタイ古式マッサージを取り入れボディケア活動も行う。
クライアントは、一般のジム会員様から、登山愛好家、トレイルランナー、一部精神疾患のある方まで。
どんな方でも、体が正しく機能するようトレーニングすることで、感情や性格にも働きかけることができる、という信念で活動をしている。

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ライター


島 陽平

坂口 雅昭

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米山 慶

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