最近ニュースでよく見かける、車の運転トラブル。
悲しいことに、加害者が感情をコントロールできずに一方的にイライラを募らせてしまったことが原因となった事件もありました。
人である以上、完璧なんてありえなくて、喜怒哀楽の感情が崩れることもありますよね。ですが、一時の感情の起伏で、誰も得しないことが起きてしまうことも現実にはあります。
些細なことで、イライラをぶつけてしまわないようにするにはどうしたらよいでしょうか?
精神的なストレスを受けてもイライラしやすくなります。
疲労が蓄積していってもイライラしやすくなります。
お腹がすいてもイライラします。などなど………
このように、日常生活の中にはイライラすることがたくさんあります。解消するには原因を知ることが重要です。
では、このイライラにはどういった原因があるのでしょうか?自分自身に当てはまるものがあるか、チェックしてみてください。
原因
原因は人それぞれあるので一概には言えませんが、生活習慣による原因と病気による原因があります。また、東洋医学の考え方からくる原因もあります。
【生活習慣】
下記のような要因によるイライラは、生活習慣を改善することでケアが可能です。
仕事や受験などのストレス、多忙により休みが取れない、睡眠不足(6時間未満)ダイエットなどによる糖質不足・栄養不足、長時間の作業、対人関係の悩み、几帳面、神経質な性格、受験や面接、商談などの重要なイベントを控えている、など。
【病気】
以下の病気は、イライラの症状を発症させる可能性があるので注意しましょう。
PMS(月経前症候群)、更年期障害、自律神経失調症、うつ病
【東洋医学】
イライラの原因は“肝”(かん)にあります。
この肝は肝臓という意味ではなく、その人の気持ちや感情をつかさどる概念のことで、「肝(きも)」に近い概念です。この肝が抑圧されると、イライラが溜まってしまうと言われています。 また、日ごろからイライラしやすいという人も、この肝の働きに問題がある可能性があります。
肝が抑圧された状態を「肝気鬱結」と言います。これは、肝(かん)に“気”が“鬱”している(滞っている)状態のことで、ようするにイライラの原因は全身の気のめぐりが悪いことです。この気の流れを良くし、神経をしずめ、心と体の状態を良くする事が大切なのです。
おわりに
皆様、自分自身と照らし合わせてみて、心当たりはあったでしょうか?
日常生活の中にもイライラの原因はありますし、環境の変化にも影響を受けてしまいます。ひどくなってくると、病気からくるイライラにもつながってしまいます。
また、原因がわからずに東洋医学ならではの考え方にも頼ってくることもあります。イライラを抑えるために、お薬を飲んだりするよりは、体に負担をかけずに対処するのがおススメです。
次回は、イライラとおさらばするための解消法をご紹介していきます。
次の記事はこちら:イライラとの別れ~体を落ち着かせるために~