・背筋をピン!と、伸ばして。
・踵からつま先まで しっかり地面を踏んで歩行も走行も…
と、意識をしていれば、身体が大きく歪むこともないでしょう。
しかし、二足歩行の私たちの身体は、もともと内臓の造りからして左右アンバランスだったり、一番重たい“頭”がてっぺんにあったりすることで歪みが生じやすいんですね。
『歪み』と聞いて、まず思い浮かべるのは背骨や骨盤ではないでしょうか?
しかし実は、様々な箇所で歪みは生じているのです。
街を歩いている時、前を行く人の後ろ姿から気になるのが…足首&靴底の減り具合、それと足音です。
例えば…足首が内反していると、体重のかけ方が外重心になり、太ももの外側が張ってきます。骨盤も外に広がってお尻や太もも周りだけが太った感じになりますね。…女性に多いお悩みです💦また、
『産後、腰周りだけが戻らない(´・ω・)』
このように妊娠を機に歪んでしまう場合もあるんです。
子宮が大きくなるにしたがって自然と骨盤も開いていくのですが…骨盤の上部だけが臨機応変に開くのが理想ですが、下部が弛むと様々なトラブルを引き起こしてしまいます!
ここ数年、多く聞くのが“切迫早産”。
これは子宮や他の内臓の重みで下がることで子宮頸管(産道)が短くなることで起こり、まだ出産するには早い状況の場合、負荷がかからないように絶対安静を余儀なくされます。
そう、寝たきり状態ですね。
無理をせず安静にするのは良いのですが…その後、出産と同時に育児が始まるわけです。
筋力の落ちた身体で、首の据わらない3kgほどの赤ちゃんを抱っこして授乳してお風呂に入れて…寝る間もない日々を過ごさなくてはならない。
それは辛すぎますよね(◞ ‸ ◟)
そうならない為にも、日頃から意識して歪みやトラブルを予防していきましょう。
◆赤ちゃんの時からできる予防方法
胎児の時の姿勢は、股関節と膝を曲げ、三角座りや合石(足の裏と裏を合わせた状態)に。手も指しゃぶりができるように、肘を曲げお顔の方に持ってくる。そうする事で、背中の張りを和らげ全身の循環も整ってきます。
◆首が据わってからの乳幼児には
屈伸運動をオススメします。ゆっくりと、股関節の曲げ伸ばしをする事でお尻や背中の張りを緩和し、同時に腹筋や背筋を強化できます。併せて、ハイハイは全身のバランス感覚を養う為にも必須ですよ♪
☆ハイハイのポイント3つ
手のひら・膝・足指の3点でしっかりと身体を支えられること。
生後一年もすると、立って歩き始めるので 脚(足)の歪みをつくらないように、同時にしっかりと足の裏で大地を踏みしめられるようにサポートしてあげましょう。
大人になるまでに、脚を組んだり横向き姿勢が多かったり、片足重心の立ち姿勢など、歪みに繋がるポイントはたくさんあります。大人になってから改善しようとしてもなかなか時間もかかるので、成長段階で軌道修正してあげるといいですね。
股関節や膝、足首など大きな関節を動かすことは赤ちゃんから大人まで誰でも無理なくできること。
骨格や筋肉は一連の繋がりをもっています。
できることから意識して、心も身体も歪まない日々を過ごしましょう😊