前回の「生理周期に合わせたダイエット法【前編】」に引き続き、本記事では「排卵後(3週目)」「黄体期(4週目)」の「体の状態 」と「食事の調整方法」についてお伝えしていきたいと思います!
排卵後(3週目・高温期)
①体の状態
排卵後である3週目は、リバウンド防止の調整期!
次の生理に向けて、プロゲステロンが徐々に増え始めます。
精神的には安定しているのですが、人によってはだんだんと痩せにくくなる時期に入ります。
ダイエット期に落とした体重をキープすることを目標にしていきましょう!
排卵期よりは少し強度を落とした運動をし、ゆったりとした気持ちで過ごすことが、体に負担をかけずダイエットを続けるコツです!
②食事の調整
この時期は、老廃物を溜めやすく、便秘やむくみが起こりやすい傾向にあります。
食物繊維や発酵食品を多くとるようにして、腸内環境を整えていきましょう。
また、次の経血と共に失われる栄養素の補給をしていくことも大切です。
体を支える栄養素はこの期間にしっかり補給しておきましょう!
オススメの栄養素は、「ビタミンB12」。
「ビタミンB12」は、水に溶ける性質を持った水溶性ビタミンの「ビタミンB群」の1つ。
ビタミンB群の仲間である「葉酸」と共に、赤血球を作り出しています。
貧血、とりわけ悪性貧血を予防できることで注目されています!
「ビタミンB12」を含むおススメの食材
シジミ、あさり、赤貝、はまぐりなどの貝類
さんま、にしん、牛レバーなどのお肉、お魚に含まれています。
「葉酸」を含むおススメの食材
100gあたりの含有量が最も多く、かつ食品としても比較的取り入れやすいのが、枝豆、ほうれん草、ブロッコリー、アスパラ、納豆です。
黄体期(4週目・高温期)
①体の状態
4週目の黄体期は、太りやすい注意期!
生理前にあたる黄体期は、受精卵を迎えようをする準備をするため、体が栄養を蓄えようとします。
水分やエネルギーを貯蔵するプロゲステロンの分泌が活発になって、体重が増えたりむくみやすくなったりしますが、適切な食事・運動をしていれば元に戻りますので、焦らず体調を整えていきましょう。
②食事の調整
プロゲステロンの働きで栄養をどんどん蓄えようとする時期です。
そのため、食欲がいつも以上に増したり、情緒が不安定になりストレスを多く感じたりすることもみられます。
腸内環境を整える食材はもちろん、ストレスを和らげる「抗ストレスの作用」のある食事を意識して加えていきましょう。
オススメの栄養素は、「カルシウム」と「マグネシウム」。
カルシウムには、神経を安定させイライラを解消する効果があります。
ただし、カルシウムが神経を静める効果を発揮するには、血中のカルシウムとマグネシウムのバランスが大切です。
理想的なカルシウムとマグネシウムのバランスは2:1。
カルシウムと同時にマグネシウムも摂って、バランスを保っていく必要があります。
「カルシウム」「マグネシウム」を含む主な食材
桜エビ、するめ、あさり等の魚介類/ナッツ類、きな粉、ごま、納豆等の大豆類/ひじき、わかめ、のり等の海藻類に多く含まれています。
おわりに
以上、生理周期に合わせたダイエット法でした。
【前編】【後編】2回に分けての説明となりましたが、いかがでしたか。
これらを参考に、ご自身の生理周期に合わせながらダイエットに挑戦してみてください。