産前産後のママとお子様の成長をサポートしています、わがつま のぞみです😊
私の講座を受講されるママ達との会話で気づいた、意外と知らない歯の知識を今回はお伝えしていきますね。
皆さんよく、虫歯の心配はされますが…歯並びに関しては、あまり質問をされません。今回は、歯の知識の中でもこの「歯並び」に焦点を当ててみていきたいと思います。
◆乳歯の生え方
乳歯の時に隙間なく綺麗に生えそろっているのが良い状態だと思っている方が多いですが…この後に永久歯が生え揃うので、少し隙間があるのが理想ですね。
隙間といっても、歯がまっすぐ生えていないとか重なってる・ガタガタな並び方という事ではなくて、自然とできてくるものをいいます。
◆乳歯には隙間が必要⁈
何もない状態から1本、また1本と徐々に増えてくる楽しみとともに、可愛らしさも増してきます♡3歳頃までに20本の乳歯が。そして、6歳前後から抜け始め24歳頃までに32本の永久歯が生え揃う…のが本来の歯の成長となります。
なので、歯の大きさもひとつずつが大きくなり、数も増えるのでそれが綺麗に並ぶためのわずかな隙間と顎の成長が大切になってくるんですね。
◆顎の成長に必要なこととは?
私たち人間には食事をする習慣があります。それも、乳児以外は流動食ではなく固形食なので、しっかり噛まないといけませんね!
カミカミ、モグモグしないと胃腸での消化がうまくいかず、消化不良や胃もたれなどをひきおこしてしまいます💦噛むことで顎の筋肉がしっかり動き、同時に舌も連動していろんな方向や細かい動きができるようになるんです。
…ここで朗報✨
二重アゴやフェイスラインが左右非対称などでお悩みの方!咀嚼(カミカミ)するだけで、綺麗なラインに戻ると言われていますょ😊
◆咀嚼する事で得られる効果
・小さく噛み砕くことにより栄養の吸収がスムーズになる
・顎周りの筋肉は頭部と連動しているので、頭部への血液循環が良くなり脳の発達も促進される
・唾液(よだれ)の分泌が多くなることで、殺菌や消臭、消化を助ける、集中力や記憶力を高める、免疫力upなども挙げられる
・噛む回数が多いと満腹感も得られるので、肥満予防にも繋がる
…これだけ見ても、さっそく今からカミカミしたくなりませんか?(笑)
◆咀嚼はいつからできるようになるの?
乳児の時に母乳で育った子は、すでに顎の発達が始まっています。ミルクの子も、離乳食が始まれば顎を使う機会が多くなるので心配はいりません。ただし、咀嚼機能は『見て覚える※』のを忘れずに!
※ミラーニューロン、鏡写しの機能
・親や周りの人が食べるのを見せる
・おままごと遊びのように、モグモグゴックンなど、言葉と連動して見せてあげる
・指しゃぶりや歯固めオモチャを活用する、など
咀嚼は5歳までに、しっかりとできるようにしてあげましょうね。
まとめ
噛む機会が少なかったり、左右どちらか片方で噛む癖があったりすると、噛まない側の首(頸部)の筋肉が引っ張られ歪みにつながってしまいます。
首は背骨や腰、脚部まで連動していることから全体のバランスや姿勢にも大きな影響を与えてしまいます。
乳児から始まる顎の成長や歯並びの大切さについて、今一度考えてみてはいかがでしょうか?