それでは、
硬水と軟水の使い分け方、
メリットデメリットについて
記載しますね。
硬水のメリットとデメリット
メリット1 便秘解消効果
むしろ飲みすぎて
お腹を下した友人を知っています。
(硬水でウォーターローディング※をした
友人はお腹を下していました・・
※簡単に言うと体内の水を排出するために
大量に水を飲む行為)
マグネシウムは下剤に使われていることもあり、
消化器系に影響を与えて便通を良くするそうです。
便秘解消を目的にしている人にはいいかもしれませんね。
ダイエットをしている方は食物繊維が不足しがちなので
好んで飲まれているようです。
メリット2 動脈硬化の予防
カルシウムやマグネシウムには、
血液をさらさらにする効果があります。
血液の病気は動脈硬化、
心筋梗塞や脳梗塞などがありますので、
長い目で見ると、効果があるかもしれません。
もし、ペットボトルの裏に書いている数字が
どのくらい必要で、、、と計算したいなら、
水が大好きな人のサイトを見るとわかりやすいです。笑
めっちゃピンポイントに説明すると、
例えばサンペレグリノを
1日2リットル飲んだとすると
カルシウム358ml、マグネシウム105ml
を摂取することになります。
※ここまでくると1日の摂取量の1/3~1/2となりますね。
エビアンを
1日2リットル飲んだとすると
カルシウム160ml、マグネシウム52mlになります。
サントリー天然水を 1日2リットル飲んだとすると
カルシウム約10ml、マグネシウム約4mlとなります。
※軟水は微々たるものですね。
で、どのくらい必要なの?
という話ですが
厚生労働省が発表している
日本人の食事摂取基準2015年版
をもとにすると
年齢によって必要量が変わりますが、
成人男性でカルシウム800mg、マグネシウム340mg
成人女性でカルシウム650mg、マグネシウム270mg
必要になるのですが
耐容上限も定められています。
カルシウムは成人以上は2500mg以下、
マグネシウムは食品から摂取する上限量はないのですが、
成人以上の食品以外からの摂取は350mg以下です。
グリコのまとめがわかりやすいです。
覚えられないので、
とりあえず栄養不足と思った
ら 硬水に手を出す、 でいいでしょう。
メリット3 洋風煮込み料理で役立つ
硬水は肉の臭みを消したり、
煮込んだ時にアクが出やすくなります。
ただ、和風の旨味成分といわれる
アミノ酸やたんぱく質もアクとして出てしまうため、
和風には適さないようです。
デメリット1 結石のリスクが高まる
腎臓の機能に問題がある方は
硬水に含まれているカルシウムを
ろ過しきれず、結石のリスクが高まるそうです。
デメリット2 お腹がゆるくなる
胃腸が弱い方は、
硬水に多く含まれるマグネシウムの影響で
お腹を下すことも。
デメリット3 香り高い料理に適さない
マグネシウムには
苦みと風味、 香りがあるため、
料理の味付けに適さないとのこと。
紅茶や珈琲やお吸い物などには、
あまり合わなそうですね。
香り、と言う意味だけではなく
硬水に含まれるミネラル分によって
タンニンやカフェインが溶けにくいことから
適さないようです。
軟水のメリット、デメリット
メリット1 和食/日本料理に最適
軟水はほぼ無味無臭のため、
繊細な料理や飲み物を作る際にはあっています。
日本料理や香りを楽しみたい飲み物には最適です。
お米を炊くのも軟水がいいかと思います。
先日思い立って硬水で炊いてみました。
新米の良さをなくすのが硬水の効果です。笑
パサパサしました。
メリット2 子どもでも安心
お水から(食品以外からの)
マグネシウム摂取上限量は
小児では5mg/kg体重/日以下
と決められています。
軟水はマグネシウムの含有量が
少なくお腹に優しいため、
赤ちゃんや小さな子どもにも
安心して飲ませることができますね。
メリット3、肌や髪に優しい
軟水は肌や髪にも優しく、荒れません。笑
硬水で体や髪を洗うと、
カルシウムイオンやマグネシウムイオンの影響で、
肌がつっぱったり髪がパサパサしたりします。
私は海外に行くたび(そんなに行ったことない笑)
帰りたくない気持ちと、 水の快適さを求めて
帰りたい気持ちと格闘するわけです。
ちなみに、軟水の方が泡立ちが良いです。
デメリット1 ミネラル補給はできない
ミネラルは、便秘やむくみを解消するだけでなく、
身体の調子を整えてくれます。
不足すると、骨粗鬆症、心身の不調、循環系の病気など
もちろんよくない症状を招きます。
人の体の中では作ることができない成分ですから、
日頃から気をつけて摂取する必要があります。
現代人はミネラル(マグネシウムやカルシウム)が
不足しがちと言われるので、
こだわりがない方は、軟水ではなく
硬水を選択してもいいかもしれません。
いつ、どう飲むの?
・トレーニーで胃腸が強い人
→トレーニング前後硬水
・トレーニーで胃腸が弱い人
→トレーニング後硬水
・しばらくトイレに行けない状態の人
→軟水
・胃腸が強い味にこだわらない人
→硬水
・和食を楽しみたい人
→軟水
・洋風料理を作りたい人
→硬水
・緑のもの食べてないなという人
→硬水
こんな感じでしょうか。
用途や目的に応じてお水を飲み、 体調が優れるようになれば幸いです。
素敵な1日を🌈
ゆこ