なんだか悪いもの、
と思われがちのアブラ。
でも実は、体にとって
とっても必要なんです。
アブラ=脂質
と思っている方もいますが
いろんな種類がありますから
自然なアブラをとってほしいなあ
と思いながら綴ります。
ダイエットをしている人は
糖質制限、脂質制限、カロリー制限、
とやたらと制限をしますね。
もちろんあなたがいま
BMIが25をこえていて、
腹囲が90cm以上あれば、
本当に病気で死亡する
リスクが高いと思うので、
私はあなたに長生きしてほしいからこそ、
食事に気をつけましょう、と言います。
そういう方は
過剰摂取しているものが多いはず。
しかしダイエットをしている人、
もしくは普通体型の人は
逆にアブラが
不足しすぎていることもあります。
そもそも。。
油と脂のちがい
国語辞典によると
「油」は液体状
「脂」は固体状
とのこと。
家庭でいう
サラダアブラ、は油で、
魚や肉のアブラは固まるので脂、
というイメージですね。
いちがいにはいえませんが、
油・・・植物性
脂・・・動物性
が多いです。
食材の中の油と脂肪
高脂肪の食材には
牛、豚、魚、ナッツ、ゴマなど
がありますね。
これらの食材は、脂肪の他に
タンパク質や
ミネラルやビタミンを含んでいます。
一方、精製して作られた油は、
100%脂質で他の成分はほぼ0です。
油がのりにのっているステーキでも
脂質の割合は20~30%です。
同じ重さでも「油」を使用するだけで
何倍もの脂質を摂取するわけです。
脂肪は絶対必要!でも過剰摂取は病気のもと!
人間の体(細胞)は
水:タンパク質:脂質
=70%:20%:10%
でできています。
脂質を不足させるということは
生きていく、
生命活動をできなくします。
脂質の役割
・細胞膜の主要な構成成分
・エネルギー源
(炭水化物やタンパク質の約2倍のエネルギー)
・臓器を保護するクッション
・放熱を調整し、体温を維持する
・ビタミンの吸収補助 など
肌がカサカサしている(皮膚炎)、
生理がこない(ホルモンバランス悪化)、
体調不良(免疫が落ちる&神経バランスが崩れます)・・
脂質不足はこういった症状を招く恐れがあります。
ただ、
前の記事でも書きましたが、
精製した砂糖と油が引き起こすものは、
糖尿病・肥満・高脂血症・婦人科系疾患です。
婦人科系疾患は
年々急増しています。
油の摂りすぎは
女性ホルモンの過剰分泌につながります。
分泌が過剰になると
子宮や卵巣に負担がかかり、
乳がん、卵巣ガン、子宮筋腫、子宮内膜症
などを引き起こします。
乳がんにかかった方の食生活と
若い方の食生活は近しいというデータも発見しました。
最大の共通点は
あまりご飯を食べない(1日1食程度)で、
バターやハム、ヨーグルト、
ドレッシングたっぷりのサラダ、チョコレートなど
油と砂糖をしっかり摂取していることのようです。
「油」ではなく
自然な「脂」がとれるように
また、不足しすぎず、 多すぎず、
バランスを意識してみましょう。
普段健康的にご飯を食べていれば
不足することはほぼありません。
ダイエッターは
意外に脂質不足に陥っていますので、
ダイエットをしている方こそ、
体重×0.8%以上、脂質をとれているか
計算してみてはいかがでしょうか。
それでは今日も素敵な時間となりますよう💖
ゆこ