女性の悩みの種である「バスト」。
ダイエットはしたいけれど、ダイエットをしてしまうとバストが落ちてしまう…。
こんなお悩みをよく聞きます。
ダイエット時の「食事」と「運動」の目的は、食事は「体脂肪減」、運動は「見た目の変化、筋肉量の維持」ということで、見た目を整えながら、筋肉量を維持し、体脂肪を落としていくというのがベストな方法です。
「ダイエットをしたら、バストも落ちてしまった…」という人の多くは、食事だけでのダイエットをしてしまった方に多いのです。運動も取り入れて、バストアップに必要な筋肉を鍛えるだけで、バストをキープ、いや、今以上に綺麗なバストを手に入れる事が可能です!
この記事では、バストにお悩みの方にぜひ取り入れてほしいエクササイズ方法をお伝えしていきたいと思います。
本来のバストアップとは?
多くの女性は、「バストアップ=胸を大きくすること」と捉えているのではないでしょうか?実は、「バストアップ」は、本来「バストのトップの位置を上げる」という意味なのです。
たとえ胸のボリュームが変わらなくても、バストのトップの位置を上げると「バストが大きく見える」「実際の下着のサイズが上がる」といった効果があります!
水の入った風船で例えるなら
- 水の入った風船をそのまま吊り下げた状態の幅
- 水の入った風船を下から支えた状態の幅
どちらの風船の幅の方が大きいでしょうか?
2.の方が、風船の幅が広くなることが想像できますよね。
胸についても、この風船の例えと同じです。
胸を筋肉でしっかり持ち上げることで、バストアップの位置が上がり、バストそのものの位置が高くなります。これによって、ボリュームがある綺麗なバストがキープできます。
つまり、バストサイズ自体を大きくしなくても、同じサイズのままバストトップの位置を高くするだけで「バストが大きくなったように見える」のです。
逆に言えば、胸が垂れた状態では実際のバストサイズよりも小さく見えてしまいます。
バストアップのためのトレーニング方法
バストアップでポイントとなってくるのが、肋骨(ろっこつ)の挙上。
※挙上(きょじょう)=高くする。引き上げる。/ 肋骨を上方に引き上げる。
肋骨の挙上の反対は、肋骨の下制といい、肋骨が下がることをいいます。
どちらの方がバストが大きく見えますか?
もちろん、前者ですよね!
写真を見ての通り、バストで悩んでいる女性は、日頃猫背の方が多いのです。
姿勢とバストアップは密接に繋がっています。普段の日常の姿勢があなたのバストを作ると言っても過言ではありません。まずは、エクササイズを通して、日頃の姿勢を改善し、日常から意識していくことが大切なのです!
エクササイズで、肋骨をしっかりと挙上させ、バストアップした綺麗な胸を作っていきましょう。
バストアップエクササイズ~その1~
背中のエクササイズ
猫背の状態では、肩甲骨が左右・横に広がり、一方で胸の部分は縮こまってしまいます。(=「肩甲骨外転」)このように肩甲骨が外転していると、バストラインの大幅な崩れに繋がります。
まずは、左右に広がった肩甲骨を中心に寄せることで、胸が広がり、肋骨は引き上がりやすくなります。(=「肩甲骨内転」)
☆シーテッドロー~背中のエクササイズ~
【スタートポジション】
脚は前に腰幅よりやや広めに置き、肋骨は挙上、腰は自然なCの字の状態にしましょう。
【ポイント】
はじめに肩甲骨を寄せ、肘を背中に向かって引きます。この時、肩に力が入らないように注意していきましょう。
【回数】
10~15回×2~3セット(軽い重さでやるのではなく、決めた回数ギリギリの重さで行うこと)
自宅で行う場合は、ゴムチューブなどを使うのがおススメです!
~バストエクササイズ~その2~
バストを吊り上げる前鋸筋と小胸筋のエクササイズ
前鋸筋(ぜんきょきん)と小胸筋は、どちらも肩甲骨から肋骨についている筋肉です。肋骨の挙上に必須な筋肉とも言えますね!
まずは、前鋸筋のエクササイズからご紹介していきます。
☆ショルダープレス~前鋸筋エクササイズ~
【スタートポジション】
イスに座り、ショルダープレス同様、キレイな姿勢を作っていきます。
胸を広げ、手を横に肘90度のポジションをとっていきます。
【ポイント】
横から見た時、肘→拳は縦一直線を通りながら、上下していきます。
重りを下に降ろしていくときは、重りを支えながらゆっくり下に降ろしていきます。
【回数】
10~15回×2~3セット
続いて、小胸筋のエクササイズです!
☆プルオーバー~小胸筋エクササイズ~
【スタートポジション】
仰向けに横になり、重りをもった腕は天井に向かって体に対して垂直に伸ばします。肘は、まっすぐにキープした状態をとっていきましょう。
【ポイント】
重りを、ゆっくりとおでこの斜め上の延長線上に降ろしていきます。
その際に、腰が過剰に浮かないようにしましょう。腰が痛くなってしまう場合は、痛くならない程度までの可動域で動かしていきましょう。
【回数】
10~15回×2~3セット
自宅で行う場合は、5㎏程度の重りになる物を代用していきます。ただし、重りになるものは、しっかり握れるものをチョイスしていきましょう!エクササイズ中に落として、ケガをしないように注意してください。
おわりに
以上、バストアップエクササイズについてでした。
ぜひ、皆さんのダイエットプログラムの中にも取り入れてみてください!