さて、今回は症状に対しての対策というよりは、食の安全について考えてみたいと思います。
なぜ急に?と思うかもしれませんが、自分自身治療家として数多くのシニアの方と接していくうちに食事の内容にまでアドバイスをさせて頂くことが少しずつ増えてきました。その中で、驚いたことと言えば現在の若者の食事とシニア層の若いころの食事は大幅に違っていました。
そう言ったお話を聞いているうちに再度、食の安全について考えていこうと思いました。
現在、よく聞く「オーガニック」「添加物」「遺伝子組み換え食品」などは、食の安全を知るうえでのキーワードのひとつであり、まだまだたくさんあるかと思います。
その中で、一番手軽に注意できることは添加物の入っていないことの意味を理解し可能な限り摂取しないことです!!
残念ながら、無添加の食品というのは中々見つけるのが困難です。しかし、添加物に対して知識がなければ選択することもできません。是非この機会に、添加物について知ってもらいたいと思います。
無添加とは
無添加と言っても、全ての添加物が無いという意味ではないのが特徴です。
無添加とは、とある添加物が無いという意味と同義です。例えば成分表に、添加物(A)がなく、添加物(B)が入っていても添加物(A)は入っていないので、(A)無添加と記載できます。
嘘はついていないのですが、そういった事実を知ると怖いですよね?
どうしても無添加と聞くと、添加物が一切排除されたものと思うことが多いと思いますが、無添加とは決して全ての添加物が一切入っていないという意味ではない事を理解しなければなりません。
危険な添加物(例)
1.発色剤(亜硝酸Na)
効果:肉の色を鮮やかに見せる。
目的:鮮度が落ちても色がきれいで美味しそうに見えるようにする。
使用例:ハム、ソーセージ、たらこ、明太子など。
2.保存料(ソルビン酸K・ソルビン酸Naなど)
効果:細菌の増殖を抑え、賞味期限を延ばす。
目的:品質管理をラクにする。長期間店の商品棚に置くことができロスを減らす。
使用例:プロセスチーズ、漬物、魚肉ソーセージ、練り製品
3.調味料(アミノ酸など)
効果:うまみをプラスして味のバランスを整える。
目的:足りないうまみを安価に補充。原料品質の悪さをカバーする。
使用例:カップラーメン、スナック菓子等のほか、だしの素、冷凍加工食品
4.イーストフード
効果:パン酵母を活性化し、パンを膨らませる。
目的:砂糖などに比べ安価。短時間でパンを膨らませ、大量生
産する。
使用例:コンビニやスーパーの菓子パンや総菜パン
5.甘味料(アスパルテーム、アセスルファムK、スクラロースな
ど)
効果:カロリーを抑えて甘みを出す。
目的:砂糖やぶどう糖の代用品。
使用例:ダイエット甘味料、カロリー「0」「オフ」のドリンク類やゼリーなど。
おわりに
いかがでしょうか?無添加の意味を知っていただくと衝撃だったと思います。
危険な添加物が多く入っている食品は可能な限り避けていくことが健康長寿への近道だと思います。日ごろシニア層の方と接する機会の多い自分が感じた食の違いからの考察でした。添加物の少ない食事を心がけていきましょう!!