僕は整骨院やフィットネスクラブで運動指導をしているのですが、その中で思うことがあります。
「意外にも足について軽視されているのではないか??」と。
実際、生活習慣の悪化や誤った靴の選択などで、足部や足裏のトラブルを持っている方がお客様に沢山いらっしゃいます。繰り返し同じ箇所にタコができる、ではその原因を本当に解決するのはなんでしょうか?外反母趾になったら、良くするために何をやっていますか??
僕は、そのようなことが意外に知られていないように感じます。そこで今回の記事を通して、この「足裏のトラブル」について少しだけ知っていただければ幸いです。
足のトラブル
足のトラブルはとてもたくさんあります。今回はその中でも、より多くの方が悩まれているのではないか、と思えるトラブルをいくつかピックアップしていきます。
①外反母趾
外反母趾は写真のような変形をしてしまっている母趾(足の親指)に起こるトラブルです。遺伝、性別、骨格などによって引き起こされると言われています。主に母趾の疼痛があり、ひどい場合は、足の親指と人指し指が重なり、皮膚の炎症などがおこる場合もあります。
②偏平足
偏平足は写真のように、踵が内側に倒れ、土踏まずの高さが低下している状態です。(内側縦アーチが低下している状態とも言います。)
※土踏まずの高さが低下しているように見える時でも、内側縦アーチの機能が正常なこともあります。
③足底腱膜炎
長時間の歩行や立ち作業、ランニング・ジャンプなどが原因で踵に痛みを感じます。
実は、これら①~③のトラブルは関連も高く、偏平足から外反母趾、偏平足から足底腱膜炎が起こる場合もあります。そして、これらのトラブルは最初のうちは問題なくても、あとになって痛みが我慢できなくなったり、足を付けなくなったりする可能性もあります。
予防のために気を付けたいこと
①足に合った靴を履く
間違った靴を選ぶと趾(あしゆび)の曲がりや踵の内倒れなどトラブルに繋がるきっかけとなります。
サイズ、踵の高さなどいくつかのポイントを押さえる必要があります。
※詳細が必要なので、後日の記事で書きます。
②足のアーチを保つ(もしくは作る)運動をする
足のアーチが崩れると外反母趾、偏平足、足底腱膜炎につながります。足のグーチョキパー運動やタオルギャザーなどをおこなうことも大切です。
※こちらも詳細が必要なので、後日の記事で書きます。
おわりに
いかがでしたか。この記事を通じて、足のトラブルについての理解を深めていただければ幸いです。
<参考文献>
理学療法士のための足と靴のみかた 坂口 顕 文光堂