小顔美人なのにムキムキな肉体という衝撃的なビジュアルが公開されて以来、大きな注目を集めている渡辺華奈選手。そんな彼女の経歴を見てみると、柔道四段で全日本指定強化選手に7年間選ばれ、オリンピック最終選考会には3度出場。全日本選手権5位に2度、東日本実業団体2連覇、フランス大会団体優勝など数々の戦歴を持つ。12月3日の『DEEP JEWELS 18』で総合格闘家としてプロデビューして一本勝ちを収め、その場で榊原実行委員長がRIZIN参戦にGOサインを出した。
そんな渡辺華奈の強さと健康の秘訣は一体何だろうか。
その理由に、#exercise #nutrition #rest 3つの側面から迫る。
#Exercise
週6日の格闘技の練習と、毎日欠かさないウェイトトレーニング・ランニング。
―渡辺さんは、日ごろどのような運動・トレーニングをしていますか?
週に6日の格闘技の練習に加えて、ウェイトトレーニングを約1時間半とランニング10㎞をしています。ウェイトトレーニングとランニングは毎日やっています。
練習やトレーニングが好きで、1番長い時は、7時間くらい練習することもあります。練習して、トレーニングして、練習して練習して、とか。
オフは、一応週に一度は設けていますが、オフの日も走ったり、軽い運動をしたりはしています。良いのか悪いのか、動きたくなってしまうんですよね(笑)柔道の練習は、今は全然やっていません。
―ウェイトトレーニングは、具体的にどんなことをされているのでしょうか。
全部自己流なんですが、胸や腕などの上半身の前側、背中、下半身とトレーニングをやって、更に瞬発系のトレーニングをするというサイクルをぐるぐると回しています。ダンベルベンチはやるんですが、ベンチプレスは昔からあまりやらないんですよね。というのも、格闘技で、寝転がった状況で相手を押すことが全然ないから、必要性があまりないと感じているんです。
ウェイトトレーニングは大学に入ってから始めるようになったんですが、やっていたと言っても、練習に組み込まれていた最低限しかできていなくて。好きじゃなかったので、週3回だけ練習のときにやる、といった形でした。
さらに社会人になってからは、強制してウェイトトレーニングをやらされることがなくなったので、週1,2回しかやらなくなってしまったんです。そういった理由もあって、筋肉はあるけど脂肪もあったし、食事にも全く気を遣っていませんでした。
でも、ウェイトトレーニングをしっかりしないとダメだと思って、1年半くらい前(柔道時代の最後の方)から毎日やるようにしました。それから、今のような体づくりができるようになったように思います。
―日々のルーティンはありますか?
今は仕事をしていないので、昼に起きて、そこからランニングとウェイトトレーニングをして、夜に練習して、日付が変わるくらいに帰って、そこからやることをやって、夜中に寝て…といった流れになることが多いです。もはや昼夜逆転している感じですね(笑)朝起きるときももちろんありますが、改善しないといけないとは思っています。
自分で決めたことは、感情に流されずにやり抜く。
―運動やトレーニングなどでモチベーションが上がらないときはありますか?
本当に疲れが溜まっているときなどは、疲れたな、休みたいなと思うことがあるんですが、「自分でこの日はこれをやる」というルールを決めているので、感情に流されず、決めたことはやる、とメリハリをつけるようにしています。自分でトレーニングメニューを考えたら、「これをやるまでは帰らない」などと決めてやっていますね。
そもそもモチベーションが上がらないこと自体、あまりないかもしれません。逆に言うとモチベーションが上がりすぎることもなくて、常に淡々と練習しているイメージでしょうか。
―今どんな体にしたいなど、目標はありますか?
もっと動ける体にするために、筋肉をつけたいです。外国の方とか、やっぱり筋力がすごいんですよ。世界で通用する選手になるために、海外の選手に負けない体づくりをしていきたいです。
「まだ動ける、もっと勝負をしたい」―柔道引退後に挑戦した総合格闘技。
―この格闘技の世界に入ったきっかけを教えてください。
小学1年生の時に幼なじみの友人がやっていたのと、「最近物騒だから護身のために」という親の勧めもあって、兄と父と3人で始めました。
―その後柔道から、総合格闘技(MMA)の世界に入ったきっかけは何だったのでしょうか。
そこまで詳しかったわけではないんですが、以前から総合格闘技を観るのは好きで、PRIDE(プライド)などの格闘技の試合をよく観に行っていたんです。
当時もやりたいなという気持ちはあったのですが、やっぱり自分は柔道をやっていたし、柔道でオリンピックを目指すというのを第一優先にしていたので、実際にやるところまではいきませんでした。引退したら挑戦してみたいという気持ちはあったものの、なかなか始める機会がなかったんですよね。
そんな中、自分としては柔道にまだ未練を残したまま、不本意な形で引退をすることになってしまって。まだ動けるし動きたいのに、勝負したいのに、と思う気持ちが強くあったので、だったら格闘技を頑張ってみよう、と少しずつ挑戦し始めました。
スタートは、どこかから声がかかってやり始めたとかではなく、自分で、やりたい旨をマネージャーに伝えて、道場に通って、という形でした。
―今、一番のモチベーションになっていることは何ですか?
今は、とにかく日々の成長を感じられることが1番のモチベーションです。柔道だと21年もやっていた分、最後の頃は毎日の進歩がなかなか見えなくなってしまっていて、柔道をすることがつらくなってしまったこともあったのですが、総合格闘技を始めた今は、どんどん出来るようになっていく感覚が楽しいですし何よりのモチベーションですね。
―渡辺さんにとって、運動はどのようなものですか?
自分はいつも、トレーニングを歯磨きと例えています。「毎日やって当たり前のこと」という意味で、やらないと気持ち悪いし、やることによるデメリットが何もないものだと考えているからです。
運動すると楽しいし、健康になるのに、むしろ普段運動しない人はなんでしないのかな?と思います。例えばお仕事をされている方々も、毎朝走る習慣をつけたらきっと目も覚めるし、何も悪いことがないのではないでしょうか。全世界の人が運動をやったほうがよいと思っていますし、私は運動できなかったら死にますね。(笑)
習慣づけることが1番難しいですけど、できてしまえばラクなので、そこを頑張ってぜひ運動を習慣づけてみてほしいです。
https://www.instagram.com/p/BdIozSAH9Ef/?hl=ja&taken-by=kana_0821
#Nutrition
いつでも、低カロリー高タンパクな食事を。
―日ごろ食事で気を付けていることはありますか?
基本的に、炭水化物はあまり摂りません。摂るとしたらフルーツからですね。減量中でなくても、低カロリー高タンパクを常に意識しています。お菓子などを食べる日もありますけど、基本的には食べません。
昼頃に起きたらフルーツやプロテインを摂取して、野菜はあまり好きではないので、スープなどで工夫をして摂取しています。それからトレーニングに行って、夜はフルーツと、肉と、スープを食べます。
一日2食ですが、トレーニングの合間にお腹がすいたら、プロテインバーなどを食べることはあります。結構美味しくて、あれが自分にとってのお菓子です(笑) お肉はたくさん食べていますよ!
逆に柔道時代は何も考えずに食べていましたし、プロテインやサプリメントも一切摂取していませんでした。ラーメンが大好きだったので、休みの日は埼玉まで人気ラーメン店をめぐったり、ジャンクフードを食べたり…いまでは考えられないですね。(笑)
―食事や栄養摂取で過去に失敗談があれば教えてください。
失敗談は特にないですね。減量は柔道時代から失敗したことがありません。でも、トレーニングや食事を変えてからは、体つきは最近変わってきたと思います。
https://www.instagram.com/p/BcMAdMZjaMu/?hl=ja&taken-by=kana_0821
#Rest
人生の3分の1を占める睡眠のために、良質な環境づくりを。
―日ごろ、睡眠で気を付けていることはありますか?
ボディケアは、やらなきゃと思いつつ、あまりできていないですね。ストレッチは練習の前後に人並み程度だと思います。アイシングとかもあまりしていません。
睡眠は、自分は睡眠がないと生きていけないので、最低8時間、できれば9時間とるようにしています。7時間切ると、かなりつらいです。すきあらば寝ていますよ(笑)
―日ごろ、一番リフレッシュになっていることはなんですか?
トレーニングですね!あとは、映画を観るのも好きです。もちろんコテコテのアクション映画です(笑) 逆に恋愛映画はイライラしてしまうので嫌いですね(笑)
オフの日は友達と会うこともありますし、ジムに行って少し走ってから家でだらだらしたり、映画を観に行ったりでしょうか。友達と会うときも、会うとしたら昼からなので、午前中はトレーニングをしています。土曜日が練習オフなことが多いんですけど、土曜日が逆に早起きなんですよね。
柔道での目標がオリンピックだったのもあって、世界で通用する選手になりたいと思っています。それを目指して始めたので、折れたら負けです!頑張ります!
渡辺華奈
小顔美人なのにムキムキな肉体という衝撃的なビジュアルが公開されて以来、大きな注目を集めている渡辺華奈選手。そんな彼女の経歴を見てみると、柔道四段で全日本指定強化選手に7年間選ばれ、オリンピック最終選考会には3度出場。全日本選手権5位に2度、東日本実業団体2連覇、フランス大会団体優勝など数々の戦歴を持つ。12月3日の『DEEP JEWELS 18』で総合格闘家としてプロデビューして一本勝ちを収め、その場で榊原実行委員長がRIZIN参戦にGOサインを出した。