前回の「ダイエット成功術~初級編~」に続いて、この記事ではもう1つの食欲のコントロール方法をお伝えしていきたいと思います。
食欲コントロールのカギ「摂食中枢」と「満腹中枢」
「体がだるい…」
「食べてもお腹が空いて、仕事に集中できない…」
【カロリー制限】【○○だけ食べるダイエット】など、食事を極端にコントロールしたことがある方は、一度は感じたことがあるのではないでしょうか?日常生活でのストレスに加えてダイエットのストレスまで抱えてしまっては、リバウンドのリスクを確実に上げてしまう事になります。
そもそも人がお腹を空かせる時は、体内の栄養素が足りていないサイン。日々の活動の中で体内の栄養素が足りなくなった時、「栄養素を補給せよ!」と脳が体に指令を出します。そのような指令を出す場所を「摂食中枢」をいいます。反対に、必要な栄養素がしっかり摂れて満足した時は、「もう十分(^-^)」と脳から指令が下ります。このような指令を出す場所を「満腹中枢」と言います。
食欲のコントロールはこれらの「満腹中枢」「摂食中枢」の働きで行われており、まさに食欲コントロールの司令塔と言えます。
体に必要な栄養素がしっかり摂れれば、脳は「満腹中枢」を刺激し、適量の食事量でしっかり満足してくれますが、逆に必要な栄養素が摂れていない場合、必要な栄養素が摂取できるまで「満腹中枢」が刺激されないため、食欲は満たされず食べ続けてしまうという事態に。。
この記事では、その「満腹中枢」を狂わせる代表的な食品をお伝えしていきます。
満腹中枢を狂わせる食品~加工食品~
満腹中枢を狂わせる食品の代表が、「加工食品」。加工食品とは、自然な食材から人の手を加えて作られる食品の事をいいます。例えば、冷凍食品、レトルト食品、缶詰、お菓子、菓子パンなどが代表的な食品ですね。身近に食べられるものとしては、コンビニ弁当、ジャンクフード、菓子パンといったところでしょうか。
加工食品には、実は、ダイエットにおいて様々なデメリットがあるのです。
デメリット① 思ったより栄養素は摂れていない!
お手軽に食べられる加工食品は、日々の生活の中でもついつ手に取ってしまいがちですよね。しかし、例えば お肉⇒ハンバーグ⇒ハンバーガー のように、人の手を加えれば加えるほど、ビタミン、ミネラル、他たくさんの栄養素が阻害された状態となってしまい、結局栄養素はほとんど含まれておりません。
このように体に必要な栄養素が少ない状態では、食べても食べても満腹中枢がなかなか刺激されず、食べ過ぎやすくなってしまいます。
デメリット② 体内の栄養素を阻害する食品添加物!
加工食品に必ずと言っていいほど含まれているのが、「食品添加物」。
こういった添加物は、体内に入ると体内のビタミン、ミネラルなどの栄養素を余分に使い、体の栄養不足を招く特徴があります。
このような加工食品を中心に食べて、カロリー制限のようなダイエットをしているとどうでしょう?
栄養不足のため体は再生できず、代謝さえも落ちてしまう状態になってしまうのです。
デメリット③ 満腹感を感じる前に食べ過ぎてしまう!
「満腹中枢」を簡単に刺激する方法の1つに、「よく噛んで食べる」という方法があります。人は、長くたくさん噛むことで満足感や幸福感を感じ、早めに「満腹中枢」が刺激されるのです。
逆に、噛む回数が少ないと、「満腹中枢」は刺激されにくくなります。「早食いは太る」と言われるのは、このような理由からです。しかし、加工を加えれば加えるほど柔らかい口当たりのいい食材に仕上がるため、加工食品はよく噛まずに飲み込んでしまいがち。結果、満足感を感じる前にたくさん食べ過ぎてしまいます。
おわりに
このように、加工食品は食欲コントロールに重要な「満腹中枢」を狂わせがちです。ダイエットを無理なく続けるためにも、加工食品のデメリットを知ったうえで少しずつ食生活を改善してみてはいかがでしょうか。
「ダイエット成功術~初級編~」の内容が実践出来るようになって来たら、次はこの中級編の内容もぜひ、食事コントロールに取り入れてみてください。
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